ねこの感染症
猫の不治の病で伝染性腹膜炎(FIP)という病気があります。ここ数年世間を騒がせているCovid-19と同じコロナウィルスにより引き起こされます。1歳前後の比較的若い猫の発病が多く、その死亡率はほぼ100%。長年、不治の病と恐れられていたこの病が、Covid-19 の治療薬の研究が進んできたこの数年で転機を迎えました。
その中でも注目されているのが、メルク社で開発されたモルヌピラビルという薬です。この薬は各国でCovid-19治療のために緊急認可されつつあり、日本においても2021年12月に特例認可されました。
私は、日本で一番初めにこの薬の治験を開始し、他国での治験にも参加いたしました。
2021年より始めた治験初期では、使用用量や副反応など様々な課題がありましたが、治験開始1年以上経過した現在ではその課題を一つ一つ克服し、FIPの猫の治療に成功しています。
ネコの感染症FIP治療なら私たちにお任せください。
最近当院のマネごとでモルヌピラビルを宣伝している動物病院が増えてきてます。FIPを治療するたために必要なのは、薬だけじゃありません。ご注意ください。
